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開成の物理部の資料が非常に参考になりそうです
http://kaiseipc.6.ql.bz/documents/text/mil.pdf
RD300はRD300本体とTRA150(コントローラー)、USBCNCV3(ソフトウェア)で構成されています。
CAMで出力した各種ファイルを読み込み切削を行います。
【加工可能な材料】
樹脂、FRP、木材、真鍮、(アルミ合金全般)
現在加工可能な金属は真鍮のみです。パラメーターは下記アルミ加工用を用いてください。
アルミ加工は推奨できません。
推奨固定用両面テープ:NITTO No.5000NS 強力なので金属加工でも利用できます。
※注1
金属加工はクランプなどによる確実な固定が必要であり、現在検討中です。
木材に関しては両面テープによる固定で加工が可能です。
※注2
ORIGINAL MINDより安全上の問題に関する連絡が来ました。
使用の際には注意してください。安全上の問題に関するお詫びと対策のお知らせ
※注3
加工の際の振動が大きくネジが緩んでくることがあります。定期的にネジの〆増しを行なってください。
※注4
実験の際はミルの折れが多発します。使用する際は自分用のミルを準備してください。
<Aspire・Vcarve>
【ソフトウェア】
ソフトウェアはRocklerと同様にV carve ProもしくはAspireを使用します。
ソフトの使い方に関してはRocklerのhttp://fab.sfc.keio.ac.jp/lab/wp-content/uploads/How_to_use_Rockler.pdf
を参照してください。(Aspireもほぼ同様)
【エンドミルの設定】
例:End Mill (4mm) RD300 by kanasaki
・切削パラメータ
パス深さ (一回の切削で切る深さ) :0.1mm
ステップ 1.0mm
・送りと主軸速度
主軸速度 5600rpm(このあと取り付け予定のプーリーにより3400、5600、10000r/minに変更可能)
送り速度 (切りススメるスピード) :10.0mm/sec
切り込み 1.0mm/sec
<RD300>
【接続】
RD300の電源を入れてから10秒程度待った後、USBケーブルをPCに接続します。
→TRA150のPOWER・CPUランプがついていることを確認
USBCNCV3を起動し「reset(F2)」を押す
「In/Out(F7)」項目内の「ENB(F3)」を押しTRA150のENABLEが点灯・消灯することを確認
扉(F12)でメインメニューに戻ります。
【操作】
X軸「←」「→」
Y軸「↑」「↓」
Z軸「Page Up」「Page Down」
原点復帰後であれば、Shift、Ctrlを押してから入力することで高速移動ができます。
【読み込み】
「auto(F5)」ボタンを押し、開いたメニューからファイルの読み込みを選択します。
【切削】
左上3つのボタンはワーク座標の原点(X,Y,Z軸)設定ボタン
左下のボタンは機械原点復帰ボタンです。
まず原点復帰ボタンを押してください。
・原点設定
材料は両面テープでテーブルに固定します。
刃物を取り付けたうえで、刃先を材料の左上へ移動させます。
次に、下記の手順でZ軸の原点を決めます。
1.Z軸をある程度下げる。
2.エンドミルの固定を緩め、エンドミルの先端を材料にそっと当てる。
3.エンドミルが材料に当たっている状態で、エンドミルを固定する。
RD300ツールボックス内の六角レンチでしっかりと固定してください。
振動が大きいためネジが緩みやすいです。
終わったら原点設定ボタンで各原点をセットしてください。
・切削の開始
「スタート(F1)」を押し切削を開始します。
もし予想外の挙動をした場合には、再度同じボタンか、キーボードの「Esc」、TRA100/150の電源スイッチのいずれかを押し、緊急停止させてください。
【切削条件の目安】
KitMill RD | 刃物の種類 | 刃物直径[mm] | 切り込み量[mm] | XY軸 送り速度[mm/s] | Z軸 送り速度[mm/s] |
アクリル | エンドミル | 3.00 | 0.20 | 8.00 | 0.50 |
ケミカルウッド | 3.00 | 2.00 | 5.00 | 0.50 | |
アルミ | 3.00 | 0.10 | 8.00 | 0.50 |
上記設定を目安に適宜調整を行なってください。
予期しない動作をした場合には、直ちに緊急停止を行ってください。以下の方法で動作を止めることが出来ます。
- ケース上の電源ボタンを押し、電源を切る。
- キーボード上の「Esc」ボタンを押す。(USBCNCV3操作時)
組み立てマニュアル(ZIPのパスは田中研標準)