Media Technology Basic (Web)

科目概要
以下の4つのトピックを扱う。
(1)HTML, XML, CSSの仕組みを学び(専用のホームページデザインソフトを用いることなく)自らのウェブページを自分でデザインする。
(2)Processingによるプログラミングを学び、Javaアプレットを開発する。
(3)オープンソースカルチャーとCreative Commonsの概念を学び、Webを用いた集団的/派生的創作について演習を通じて考察を深める。
(4)Arduinoで取得したセンサデータをWeb上に配信する。

授業シラバス
主題と目標/授業の手法など

メディアデザインやメディアアートの立場から、ウェブを扱っていくための基礎的な知識を教授する。

具体的には、以下の4つのトピックを扱う。
(1)HTML, XML, CSSの仕組みを学び(専用のホームページデザインソフトを用いることなく)自らのウェブページを自分でデザインする。
(2)Processingによるプログラミングを学び、Javaアプレットを開発する。
(3)オープンソースカルチャーとCreative Commonsの概念を学び、Webを用いた集団的/派生的創作について演習を通じて考察を深める。
(4)Arduinoで取得したセンサデータをWeb上に配信する。

教材・参考文献
Processing :一番よくつかいます。
http://www.processing.org/
推薦書籍:
Built with Processing[Ver. 1.x対応版] -デザイン/アートのためのプログラミング入門

Arduino:
http://www.arduino.cc/
推薦書籍:
Prototyping Lab ―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ

提出課題・試験・成績評価の方法など
ウィークリーレポート(毎週の制作課題)70%
最終課題 30%
授業に対する情報提供(+5点)
履修者同士での回答(+5点)

履修上の注意
Arduinoの購入費用+若干の工作費用は自腹とします。

授業計画
第1回 ガイダンス
授業のオーバービューを行います。
授業の目的・手法・全体構造を掴む
ウェブの把握具合に関する簡単なアンケート
ファイナルプロジェクトに関して

次回までの提出物:自分とウェブの関わりの歴史、ウェブサイト/ウェブサービスをつくった経験について

第2回 HTMLコーディング
HTMLを学び、実際にスクリプトを書いてみる演習を行います。
Hypertext, Hyperphoto, Hypermovie等にも触れます。

次回までの提出物:HTML

第3回 CSSコーディング
CSSを学び、実際にスクリプトを書いてみる演習を行います。

次回までの提出物:HTML+CSS

第4回 JavaScriptコーディング
JavaScriptを学び、実際にスクリプトを書いてみる演習を行います。

次回までの提出物:HTML+CSS+JavaScript

第5回 XMLコーディング
XMLを学び、実際にXMLをデザインしてみる演習を行います。
XML Schema, Feed, RSS, SMIL,SVG, X3D, photoML, environmentalXML

次回までの提出物:XMLで何かを記述するタグ仕様を策定する

第6回 Processing, Processing.js (ドローイング)
Processingを学び、実際にコードを書いてみます。
また、オープンソースの考え方についても触れます。
LOGO>Design by Numbers>Processing

次回までの提出物:Processingアプレット(1)

第7回 Processing, Processing.js (アニメーション)
forとif

次回までの提出物:Processingアプレット(2)

第8回 Processing, Processing.js (インタラクション)
mouseX. mouseY, オブジェクト指向, 型,配列?

次回までの提出物:Processingアプレット(3)

Processingを学び、実際にコードを書いてみます。
また、オープンソースの考え方についても触れます。

第9回 Creative CommonsとOpen Source Design

クリエイティブコモンズとオープンソースデザインについて触れます。
実際に「派生」ワークショップ(実空間版)を行い、集団でスクリプトを継承・修正することの意義についても触れます。

次回までの提出物:集団派生の系統図

第10回 Creative CommonsとOpen Source Design

クリエイティブコモンズとオープンソースデザインについて触れます。
実際に「派生」ワークショップ(WEB版)を行い、集団でスクリプトを継承・修正することの意義についても触れます。
集合知、Open Source Hardware、Open Innovationなどの考え方についても触れます。

次回までの提出物:集団派生の系統図

第11回 Arduino+Pachube

Sensoriumや環境モニタリング、地球モニタリングとWebとの親和性を改めて考えます。その縮小版として、ArduinoとPachubeを用いて、環境データをウェブ上にフィードする実験を行います。

次回までの提出物:Pachubeに何か配信する

第12回 ウェブの現在形
Wiki, cgi, blog, twitter, instagram, flash, X3Dなど、ここまでで扱わなかったウェブの技術について概観します。

次回までの提出物:ウェブテクノロジーをひとつ選んでその斬新さと特徴を記述する

第13回 ファイナルプロジェクトレビュー
ファイナルプロジェクトについてレビューをします。

第14回 ファイナルプロジェクト講評会
ファイナルプロジェクトの講評会を行います。

第15回 ドキュメンテーション、まとめ
授業を総括し、まとめのドキュメントを作成します。