◆グルーガンで型取り・複製
型取りはだいたいとても手間がかかって敷居が高く感じられがち…
もっと簡単に型取りできないものか?と思い、グルーガンで型取りする方法を実験しました。
もともと模型界隈ではグルーガンによる型取りの手法はあるのですが、
だいたい2.5次元でモールドをとるくらいでしか使われていないので、二面式で立体の型取りを試してみました!
やり方はシリコンなどによる型取りとほぼ同じです
前々回で作った指輪を複製します
粘土で半面埋める
熱したグル―をかける
ちょっと待って冷めるまで待つ
ゲートをつける
もう片面にグルーがつかないように、油を塗って処理
ふたたびグルーをかける
かたまった!
できた型がこちら
ゴムでずれないようにとめて油粘土で流し込みやすいように固定してからレジンを流しこむ
今回はホビーキャストNX白を使用
20分ほど待って硬化したら取り外す
かみ合わせがゆるかったのでちょっと失敗した…
バリをとって完成!
精度は出なかったものの、そこそこちゃんと複製できました。
型つくりから複製まで1時間かからないお手軽複製でした!
◆いろいろな複製
趣味でフィギュアやスイーツデコやってるので、複製手法には情熱があります
自分でやったことのあるアナログな複製の材料についてのメモ
<型取り>
- シリコン 型取りでは一番メジャーな方法 弾性があるため固い素材に向いている 流動性が高いのでディテールの再現性が高い 硬め・柔らかめなど弾性にバリエーションがある 硬化不良がおこり失敗することもたまにある
- 石膏 型が固いので、シリコンを注型したい場合などに使える
- おゆまるくん 自由樹脂なのでまた熱湯につければ再利用出来て経済的 弾性があり固い素材の複製もできる 手で練らないといけないため大きいものの複製は大変 また再利用できるためコスパよし
- ホットボンド(グルーガン) 手軽に扱えて入手性も高い 意外と精度も出る 片面型取り(2.5次元)向き