Urban Fabrication Lab

マチモノツクリ研究室

2005年に発足した田中浩也研究室は、デジタルファブリケーション(Fab)の技術と表現を約20年間開拓し続けてきました。

現在は、その技術的蓄積を工学的基盤とし、また新たなデザイン潮流として登場した「トランジションデザイン」を思想的基盤としながら、独自のデザイン体系である「マチモノツクリ」のフレームワークを体系化しようとしています。

マチモノツクリは、中~長期的に「まち」が向かっていくべき、望ましい変化の方向性を具体化するため、すでに私たちの「まち」にあるものを適切に組み替えながら、再編成していくようなつくりかたを志向します。そして、未知のものをつくることを通じて、未来を予祝する新たな参加の輪を増やしていく運動体ともなります。このようなマチモノツクリを、日本の各自治体・地域の新たな 移行をドライブする、社会変革のためのデザイン手法として確立することを目指しています。

(2025.02.22)