FabClassesについて

2011年度は、慶應義塾大学環境情報学部にて、以下の講義を、田中浩也准教授が担当します。

春学期:
アンビエントメディアデザイン
(主として学部2年~4年生向け)
今期のアンビエントメディアデザインは、照明装置“FabLight”と、可動家具“FabChair”を制作します。
“FabLight”は、デジタルファブリケーション機器のひとつである「ペーパーカッター」と数理的造形手法である「折り紙」を組み合わせた柔らかいランプシェードに、小型マイクロコントローラArduinoとLEDを用いた動的表現機構を組み合わせて、新しい表現力を持った照明装置を追及していきます。
“FabChair”は、デジタルファブリケーション機器のひとつである「CNCミリングマシン」と数理的造形手法である「折り紙」「組み板」の技法を組み合わせて、可動的・可変的な機能を持った家具を制作します。

メディア技術基礎(Web) (主として学部1年~2年生向け)
今期のメディア技術基礎(Web)では、HTML、CSS, XMLの基本から、Processingを用いたコーディング、オープンソースとクリエイティブコモンズ、オープンソースデザインの考え方までを学びます。

秋学期:
デザイン戦略(アンビエントメディア) (主として学部4年~大学院生向け)
次世代の「ものづくり社会」を実現するために必要な戦略を考えます。自己増殖型デザインマシン、オープンソース運動、ファブラボ、See-D、地域密着型運動など、先端的な研究や社会運動を紹介し議論を行います。

デザイン言語実践 (主として学部1年生向け)
フィジカルデザインに取り組むための基本的なエクササイズを行います。