[SFC][FabLab]
早見表
CraftROBO PRO(CE5000-40-CRP)
0.概要
1.ドライバ・ソフトのダウンロードとインストール
ドライバ、ソフト、マニュアルは下記からダウンロードできるようにしてあります
また、マニュアルは印刷したものも備え付けてあります
(ID・PASS共に田中研標準)
http://craftrobo.jp/cr_download/cc3/cc3.html
CS6対応版
CM2_STD_V188(Pro用)/CM2_ROBO_V188(mini用)
2.セットアップ
コンセントのスイッチを入れます(写真の一番左側のところ)
機材本体の右側から繋がっているUSBケーブルをPCにつなげます
左側の下にスイッチがあるのでONにします。
ロール部分を台紙にサイズを合わせます。このときロール部分は青いラインの範囲に必ず来るようにしてください。
台紙はスペースが空いている方向を奥に入れてください。
この中央の黒い楕円形のところにセンサーがついていて台紙を読み取っているので、このうえに必ず台紙が来なければなりません。
後ろにある黒いレバーを引き、台紙を挟みます。
ディスプレイを見ると”SHEET PRESS ENTER”と出ます。ENTERを押します。
※ロール型のカッティングシートを使う場合、↓ボタン押すと”ROLL 1 PRESS ENTER”、もう一度押すと”ROLL 2 PRESS ENTER”とでてくるのでお好みのセッティングでENTERを押してください
ROLL1とROLL2の違いは原点設定の違いになります。
・まとめメモ
“SHEET PRESS ENTER”:台紙を利用、カッティングシートを利用する場合
“ROLL1 PRESS ENTER”:ロール型のカッティングシートを利用する場合、現在の原点設定の位置からカットを始める場合
“ROLL2PRESS ENTER”:ロール型のカッティングシートを利用する場合、原点設定に関わらずシートの端からカットを始める場合
3.出力
3.1イラストレータのデータを出力
イラストレータのファイル→Cutting Master 2→カット・プロットだけでカットすることができます
※表示されない場合は利用しているCutting Master 2のver.で 使用しているIllustratorのver.がサポートされていることを確認してください (Ver.1.82ではAdobe Illustrator 8 / 9 / 10 / CS / CS2 / CS3 / CS4 / CS5に対応しています)この画面で配置等を決め、送信を押すとカットが開始されます
3.2DXFファイルから出力
Illustratorがインストールされていない環境で出力する場合にはdxf(R13)形式で保存しておきます。
ROBO Master-Proをひらきます
ファイルからdxfファイルの読み込みを選択します
そのまま印刷したいならばカット出力設定に進む、編集したいなら左のツールを選び編集します
(ツールについては次の項目に書いてあるのでそこを参照してください
カット出力を押す
(設定は”ROBO Master-Proでデータ作成する場合”を参照してください
3.3ROBO Master-Proでデータを作成して出力
ROBO Master-Proを開きます。
ファイル→新規作成で用紙設定を行う。
・縦横向きとサイズの設定を行う
・台紙を使用有無トンボの使用有無選択
カットしたいものを書いていく
(このとき用紙に写る赤いラインはカット領域になります。
–コマンド解説—
–
選択:オブジェクトの選択
頂点編集:パスの編集を出来ます
–
文字:フォント、大きさ、角度などを設定可能
–
直線:直線が描けます
連続線:連続した直線が描けます
曲線:曲線を描けます
円弧:円弧を描けます
–
四角形:四角形が描けます
多角形:多角形が描けます
円:円が描けます
楕円:楕円形が描けます
自由図形:自由な形を描けます。パスを簡単に編集できるのでイラレよりも簡単です
–
My Library:典型的な☆や花模様からキャンドルや太陽などいろんなデータがある
–
Purchase Online:ネットでデータを購入(webページに飛びます)
–
・オブジェクトの回転
オブジェクトを2回クリックすると○が出てきて、そこにカーソルを会わせるとぐるぐるになった矢印が出てきます。
クリックしながらドラックすることでオブジェクトの回転が可能です
シフト押しながら回転すると、45,90,135,180℃に動かせます
・線種設定、塗りつぶし設定、文字設定がツールバーの作図または右下のツールから可能
–その他の機能–
+画像からカットラインを出したいとき+
→ツールバー→編集→アウトライン抽出を選択
ファイルからjpgなどの画像ファイル、pdfデータの読み込み、アウトライン化することが可能
新しいウィンドが開かれるので、そこでアウトライン化させることが可能です
貼付けて終了を押すとアウトライン化されたデータが出来ます
+スキャンしたものをカットしたいとき+
ツールバー→挿入→スキャナからの読み込み可能
(ただ画像を挿入してもアウトラインの抽出を行わないとカットラインとして認識されないので要注意!)
+他なにかわからないこと+
ツールバー→ヘルプ→取り扱い説明書 または使い方ヒント
(使い方ヒントはQ&A形式になっていてわかりやすい。)
ファイルからカット出力または上のツールバーでカット出力をクリック
4.カット設定
・メディア選択:台紙つきで紙を切りたい場合ほぼ”クラフトマルチ台紙つき”を選択してください
カッティングシートの場合は”カッティングフィルム”の塩ビかオリフィンどちらかを選択します
・画面イメージ:紙とオブジェクトの向きの設定
・用紙セット方向:用紙のセット方向を設定
・トンボ自動読み取り:トンボを利用する際はチェックし、読み取りスタートボタンを押す→読み取り完了→カット開始で切りたいところをカットできる
・オプション:単位の変更が可能(mmとinch)
・詳細設定:ページ長さ、補正角度、裏書きモードなどあります
・条件変更:カット圧、スピード、品質など変更が可能
一通り設定できたらカット圧などが正しいのかチェックするためにTESTをします。
TESTボタンを押すと□の中に△という図形を切り出し始めます。
この○がついている角がキレイにカットされていれば設定は正しい
写真の図の上のようにもし角が変にとがってしまったら、
カット圧などを設定するページにオフセットという箇所があるのでそこを-1にします
下のように角がへこんでしまったり、丸くなってしまったらオフセットという箇所を+1にします
変更したらまたTESTをし、また形をチェック、だめなら設定を変更という作業を繰り返してください。
きれいな角ができたらカット出力を押せばカットできます。
5.カッター刃について
・カッター刃の調節
青い部分を回すことでカッターの刃の長さを調節できる
厚めの紙やカッティングシートを切りたいときは刃を多くだし、
薄い紙であれば、その厚さにあわせて刃を短かくする
・カッター刃部分の手入れ
細かく切っていたりすると刃の先端に紙のごみが溜まっていき、うまく切れなくなっていく
そのときは、先端の黒い部分を回して、中の刃とバネを取り出し
ピンセットなどで詰まっているごみをかき出してあげるとよし。
※応用
・カッターのとりつけ部分を専用のペンに変えることでデータ通りにペンで線を引くことが可能に。鎌倉にはペン用の部品がファイルに入ってる
6.台紙について
・台紙の取り扱い
台紙は消耗品です。(地味に高い
粘着力がなくなっていけば使用不可になります。
なので大切に使っていきましょう。
・台紙の保存方法
基本的には粘着部分がほこりなどで汚れないように、
安いコピー用紙で構わないので紙を敷き詰めて貼っておく
・台紙を長く使うために気をつけたいこと
1:刃の長さを深くしすぎないこと。
必要以上に深いと紙だけでなく台紙も切ってしまう。
(ちょっと深いだけでも粘着部分がだんだん取れていってしまう
2:使用しないときになにも表面に貼らずに放置しない
ほこりを被って粘着力がなくなってしまう
巨大CraftROBO(FC4100-75)
0.概要
1.ドライバのダウンロードとインストール
FC4100シリーズのドライバは下記の2か所からダウンロード可能です
http://www.graphtec.co.jp/site_download/dv_cuting.html
http://www.graphtec.co.jp/site_support/important/003/index.html
ダウンロードしたファイルを解凍し、ドライバを手動でインストールします
※EXEファイルのインストーラーからはFC4100シリーズのドライバはインストールできません
具体的には「プリンターの追加」→「ローカルプリンタを追加します(L)」
→「既存のポートを使用」を選択したまま「次へ」→「ディスク使用(H)」
→「参照(B)」から解凍したフォルダ内にあるドライバを選択し、FC4100を選択した状態で「次へ」
プリンタポートを適切に設定する必要がありますが、接続後に行います
2.ユーティリティーソフトのダウンロードとインストール
下記からD-Cut Masterをダウンロードして、インストーラの指示に従ってインストールします
http://www.graphteccorp.com/support/software/ctpl/OPS639v212.zip
※有料のソフトのようで、日本語版はアップデータしか見つけられませんでした
3.PCとCraftROBOを接続
FC4100-75はセントロニクスかD-sub25Pinで接続することが可能ですが
USB/Serialではケーブルによって結線が異なるためセントロニクスのUSB/パラレルケーブルを利用します
http://www2.elecom.co.jp/cable/usb/uc-p/gt/
プリンタドライバのプロパティを開き、ポートを「USBプリンタポート」に設定します
4.データの作成
データはDXF(R13)で作成します
JW CADで作成してDXF出力するか、
Illustratorで作成した場合は.aiファイルをInkscapeで開き、DXF(R13)で保存します
5.出力
刃のセット等は基本的にProと同様です
ロール紙を使用する場合は、本体の後ろ側から給紙し、「ロール紙2」の設定を利用してください
D-cut MasterからDXFファイルを開きます
Outputから出力設定を行い、カットします
6.修理・その他
劣化したゴムローラーは同等品を中野製作所にオーダーメイドで作ってもらいました
トンボを使ったカットの仕方
http://fab-fs.sfc.keio.ac.jp/t09092su/tanakalab/craftrobo/HowToMakeBusinessCard.mp4
(ID/Pass:田中研標準)
※ポートエラー
クラフトロボを使うとき、
「イラストレータ>プリント>Cutting Master2>カット・プロット」
からデータを送信しても“ポートエラー”などと出てしまう時があります。
Cutting Master2を起動して、
「デバイス設定>プロパティ」を選択してから、
ポート:USBで“IOUSBCompositeDevice”があることを確認してから
「適用」を押すと無事送信されました。