ものづくり工房のレーザーカッター

Universal  VLS 6.60 [SFC]
加工エリア :813 x 457mm

慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスのモノづくり工房内のレーザーカッター(universal laser systems)

のセットアップから材料の切り出しまでを解説する。(文責:大嶋泰介)(2012/5/31廣瀬悠一一部改変)
<前提として>
・SFCのレーザーカッターは経験者が未使用者に講習会を行う。ことがルールとなっている。
・使用者は自分のPCを持っていきレーザーカッターを使用する。
・レーザーカッターは毎回使用後にメン棒に専用の洗浄液を浸してレンズについた汚れを掃除する。
[環境設定]——————————————————————————
[1].イラストレータあるいはコーレルドローをインストールする。
(イラストレータはバージョンによって使用できない場合がある。)
・イラストレータ10:使用不可
・CSシリーズ:使用可能
[2].付属のプラグイン(UCP)をインストールする。
(このソフトウェアではイラストレータなどで作成したデータをレーザーカッターに送り、
カット方法の詳細を設定する。)
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[切り出しまでの手順]———————————————————————

*データ作成ソフトウェアとしてイラストレーターを使用する場合

[1].イラストレータでデータを作成する。

この際注意すべきことは、作成するデータを材料を切り出す(cut)線として記述するのか、

あるいは材料を削る(laster)線とするかという点である。(Cut線として記述する場合次の1.2の条件が必要)

1.イラストレータの[ファイル]→[カラー設定]でHSVからRGBにする。

2.線の太さを0.01に設定し、色をR=255,G=0,B=0に設定する。

1.2以外の形式でデータを作成すると、lasterの設定でプラグインにデータが送信されます。

[2]. [1]で制作したデータをプラグイン(UCP)に送信する。

1. [ファイル]→[プリント] でプリント設定画面を起動 ここでプリンターのバーのところを

「VLS6.60」とする。

2. その後、「プリント」でプラグインソフト(UCP)にデータを送信。

[3]. プラグイン(UCP)上でカットの詳細設定を行う。

1.右下の[setting]→左上の[material database]で以下の写真の設定画面に進む。

2.材料の種類、厚さを設定。今回は2.5mmのMDFを切り出す。

[4].レーザーカッターのセットアップ———————————————-

1.レーザーカッターの下にある変圧器(写真左の白い方)にレーザーカッターのプラグがさしこまれていることを確認し、変圧器の電源をオンにする。

集塵機(写真左の黒い方)の電源をオンにする。

コンプレッサーの赤いバーをAUTOまで倒し(コンプレッサーがうなりだす)、青いバーを手前に動かす(チューブに対してまっすぐにする、シューっと空気の通る音が小さくする)。(写真右がコンプレッサー)

[5].材料の設置————————————————————————————–

切り出す材料を設置する。写真にあるように左上が、座標(x,y)=(0,0)の基準点である。

1.基準点に材料を合わせる。————————————————–

切り出す部材がたわんでいる場合、たわみをなくすためにガムテープ などで材料のたわみを

なくしておくとよい。(写真参照

2.レーザカッターのヘッドの高さを調整する。

写真にあるような専用のデバイスをレーザーカッターのヘッドに合わせて、材料とヘッドの距離が

ちょうどデバイスを間に挟んだ距離になるように、インターフェース上にあるz軸調整バーで調整する。

(下写真参照 )

(レーザーカッターのヘッドをz軸上で動かしたい場合はCUP上のオレンジ色のマルところで調整

xy座標は緑色のマルのところで調整、切り出しはスタートは青色のマルの部分で)

[4] 切り出す。————————————————————–

1.上の写真のCUP上からレーザーカッターを起動し(起動ボタンは右上にある)

2.右上の水色のマルで囲まれたスタートボタンを押してカットスタート。

[注意点]

・データをレーザーカッターに送るときのUSBポートは毎回同じポートを使用するほうがよい。

(そうしないと謎のバグが発生する場合がある)

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チュートリアルビデオ
UNIVERSAL VLS6.60 (SFC) No.1

UNIVERSAL VLS6.60 (SFC) No.2

UNIVERSAL VLS6.60 (SFC) No.3