最終製作について
テーマ
- 「この授業で学んだこと、身につけたこと、成長したこと」を外化してください。すなわち、半年前にはできなかったが、いまはできるようになっていること、を拡大してください。
- 各週のミニ課題との差を出すために、「ひとつの技法やひとつの道具・機械」のみでつくるのではなく、最終制作は「複数の技法や複数の道具・機械」を組み合わせた、”複合的・総合的な” ものづくりにしてください。
- ひとつの比喩としては、工作室=キッチン。
- ほかの授業で学んだ技法を、積極的に「組み合わせ」てみてください(たとえばArduinoによる電子工作やプログラミング)。従来のカテゴリや領域を「またいだ」ものづくりを推奨します。
- とはいえ、「本当に作りたいもの」をつくってください。そして可能であれば、それを実際に「使い」ましょう。(場合によっては、etsyやiichiで売りましょう)
- 「機械の使い方を覚える前」に出した、純粋なつくりたいものの種として、初回にプレゼンしたアイディアはひとつの参照点にはなると思います。
- ただし、その案を変えてしまっても構いません。
提出物
- 紹介ポスター+実物デモ (7/17) at SFC*SFC。 (ゼータ館のほかの研究室を呼ぶ)
- Webページにまとめるための写真、映像、つくりかた、ドキュメント一式。 (7/24にウェブに整備完了)
- PowerPointでの口頭発表はありません。
工作機械 (担当決め)
- 3Dスキャナ (David, Kinect, Xtion), Modellaで先端ユニットを付け替える:渡邉
- 3Dプリンタ (Dimension, UP!):佐伯
- ペーパーカッター (CraftRobo L, M, S), 紙すき:平柳
- レーザーカッター (ものづくり工房、中華レーザー):中澤
- 中型ミリングマシン (Rockler)、小型ミリングマシン (Modella, iModella):藤本
- ミシン(通常)、CNC刺しゅうミシン、編み機:石井
- マテリアルデザイン、廃液処理:対馬
- マルチマテリアル3Dプリンタ (Fabber)、フードカッター:関島
- ろくろ倶楽部(小)、本格ろくろと窯(ものづくり工房):対馬
- ホットワイヤーカッター、アクリルベンダー、その他
- ものづくり工房にある、金工用のフライス盤、旋盤、溶接その他
- ものづくり工房にある、サンドブラスト(ガラスを掘るなど)
担当の工作機械を完全にセットアップして、「正しい使い方」のチュートリアルをWebに用意してください。
以後、この「正しい使い方」を基準とし、逸脱した使い方をした人は利用禁止となります。
(逆に言うと、「正しい使い方」を公開していなかった場合、壊れた責任の一端は機材担当者にもあることになるので責任を持ってお願いします)。
田中研特製オリジナル工作機械
- デスクトップロボットアーム(升森) 木曜日17:00~
- リサイクルマシン(佐々木→田中) 木曜日17:00~
- 電子工作特訓ゼミ(Arduino) Arduinoで何ができるか?(7/1???)
追加したい経験
次回、グラフィックデザイン+プロセスデザイン
- 水野先生のフォーマットを題材に、DTP+Illstratorの組版の基礎を学ぶ
- 田中研共通フォントを整理する
- プロセスデザイン
- 「困難は分割せよ」 vs 「全体は部分の総和ではない」 の折り合い
- プロジェクトマネジメント
仕事ができる人のやりかた
- [全体像] 何をつくるかを決める
- [分解] それを要素に分割して、何をしなければいけないかを細かく分ける
- [割当] 締め切りから逆算して、その日その日しなければいけないことを「割り振る」
- [自覚] “今日”やらなければいけないこと、”明日”やらなければいけないこと・・・を明確に自覚する
- [遂行] 淡々と遂行する
- (もちろんそれでも想定外のことはたくさん起こる。とくにものづくりはトライ&エラーの塊なので、なんども失敗し、なんどもやり直しすることになる。)
- (そもそも、「1回で成功する」ことを前提としたスケジュールにしてあること自体が甘い)
- (なので、余白や、振り返りの週は残しておく必要がある。私が今週の「リベンジウィーク」をあらかじめ見越して確保しておいたように)
- (これをクリアするのは、最後は「統合力」(まとめる力)なのですが、これを教えるのは、秋学期にします。でも、本当にデキル人とそうでない人の差はここで出ます)
7月3日(火)第13回
グラフィック・デザイン (ポスター制作)
7月10日(火)第14回
最終課題中間発表
7月17日(火)第15回
最終課題プレゼンテーション
7月24日(火)第16回
最終課題ウェブパブリッシュ、打ち上げ